ラポール形成について
恋愛気功はおススメしない
以前の記事の後半に、気の交流、つまりラポールについて書きましたが、途中で終わったままになっていたので、本日はこちらをテーマにしていきたいと思います。
気の交流については、誰もが最も興味を持つ所ではないでしょうか。
それも主に恋愛についてですね。ごくたまに恋愛気功(それも略奪愛的な)を依頼される事があるのですが、基本的におススメはしていません。
仮に、ラポールの形成が上手くいったとしても、それは他力本願ですからいずれ馬脚を表します。
気功施術によって被験者が不幸になるのは本末転倒です。自分としてはクライアントの幸福を第一に考えたい所ですので、気功によるラポール形成の前に、ご自身のレベルアップを考えて頂くのが本筋だと思っております。
自分自身が魅力的になる事、これが何より重要です。
誰が見ても魅力的な人間ならば、そもそも略奪愛をするという、確実にスコトーマで周りが見えなくなっている状態から脱しているのですから、まずその域に達してからでも恋愛気功は遅くはありません。
レベルアップ後にも関わらず勇気が出せないという状態だとしたら、背中を押すという意味では是非お受けしたいところです。
ラポール形成の方法
ラポールは誰にでも「体感」した経験はあるはずです。
簡単な所で言えば、ドラマを見て感動した時。これも一種のラポールです。登場人物に共感している時点で、ドラマ制作者の意図、つまりラポール形成は成就したと言えるでしょう。
誰かが弁慶の泣き所をぶつけて痛がっているのを見たら、何だかこっちまで痛くなってしまってきた、これもラポールです。
「痛み」という体感まで同調してしまっているので、かなり深度が深いラポールと言えるでしょう。
実際のところ、ラポールとはこういった現象です。決して難しいわけではありません。
これを自然発生的ではなく、施術者の意図で構築するのが、技術と言えるでしょう。
そのためには、やはり気を体感する必要があります。
よくモワモワとか、ピリピリとか、そういった「感じ」で気を体感する事が多いと思いすが、それを相手に送り、そして自分に戻す。これを連続して繰り返す事によってラポールが形成されます。
とはいえ、やはり内気を送ってしまうと、結果的に自分の気が減ってしまい危険ですから、訓練なしにはやるべきではありません。
外気を取り入れ、それを自分というフィルターを通して相手に送り、そして戻し、クルクルと還流させるのが、正しいラポール形成の手段になります。(大まかな流れはこの様なもので、細部に関しては秘伝です)
気功は幸せのために
手段は上記の通りですが、これをやったからといった自分自身が魅力的になる訳ではありません。
ゲームで言えばチートのようなものでしょう。
ドラクエで、いきなりレベル99からスタートしても、そこに面白さは感じるのでしょうか？個人的には全く価値を感じません。
そもそもゲームというのは、あえて困難なルールを自分に課した上で行う遊びです。困難が無いのならば、やる意味自体が失われます。
人生もそれと同じであって、現状の自分から一段階上に成長するからこそ、喜びや幸福を感じるのであって、何ら苦労せず結果だけ受け取っても、そこに意味はありません。虚しさが残るだけです。
僕は、気功とういのは人が幸せになる為に利用するツールだと思っています。
キャンプ動画をYouTubeでよく見かけますが、本当に楽しそうですよね。現代社会を離れて、あえて不便な生活をするという事なのに、皆さん幸せそうです。
これこそ、確信をついていると思います。苦労して得るという価値です。
やはり、今後とも気功は皆さんの幸せの為に使っていきたいと思う、今日この頃です。
