気功は脳の使い方を上手くさせる
重要なのはイメージ
気功施術をしている時、多くの人がイメージしている手の動きがあると思いますが、あのフォームはそれほど重要ではありません。
もちろん習得過程においては、型を確立したり、より具体的な体感を得るためには必要だったと思いますが、その時期を過ぎた後であれば、フォーム自体の重要度は減っていきます。
そもそも気功というのは、物理的に触ったりせず、ましてや遠隔施術においてはクライアントの名前しか分からない状態で結果を出していくことになります。
ですから、大切なのは情報的な事、つまりイメージの世界です。
結局のところ気功師に必要なスキルというのは、いかに相手をイメージして、その相手から現在の状態を読み取るかにかかってくるでしょう。
最も重要な観点は「超集中力」です。
施術は身体ではなく、頭が疲れる
施術中というのは、見た目では分かりませんが脳内はフル回転しています。
まず内気を使わないように、「ある場所」から自分に気を取り入れ、それをクライアントに流すという外気功の基本形がありますが、この形自体集中していないと、いつのまにか内気を使ってしまい、施術者自身が体調を壊してしまう危険性があります。
上記のように基本形だけでも常に集中力を要しますが、それをベースとした上でクライアントの身体状態をイメージし、全体、局所と気を流してくので、さらに集中力が必要でしょう。
加えて「千里診脈」「千里生脈」であれば、自身の身体の一部を鋭敏な状態にした上で、クライアントを感じるという、また違った脳内処理をしますので、こちらも相当骨が折れます。
ですから、施術後というのは結構疲れている時が多いです(もちろん身体ではなく頭。集中を要したという証拠で、身体感覚は元気になった様に感じます)
施術中は冒頭に述べたようなフォームも使いますが、ほとんど脳内処理に追われているのが、気功施術であります。
極論を言ってしまえば、一切身体を動かさずして、施術行為は可能という事です。
気功の重要度は日に日に上がっていく
なぜ気功をやるとIQが上がるのかというと、もちろん脳内物質が放出されるからというのもありますが、イメージングという脳内処理を常にし続け、さらには集中力を思いっきり高める事によって、頭の使い方がより上手になっていくという事も関連していると思います。
今後AIの台頭により、肉体労働はフィットネスといった趣味の形へと移行していき、人間のする仕事というのは間違いなく脳内処理を中心とするものへと変わっていくでしょう。
つまり、脳内処理の訓練としても気功は活かせるという結論になります。
気功は大昔に開発されたものですが、それが現代社会では益々重要になってきているという、何とも不思議な話ですね。