西洋、東洋
西洋と東洋の違い
縁起という、釈迦が発見した概念がありますが、例を挙げると左があるからこそ右があり、下があるこそ上がある、つまりそれ単体では物や概念は存在することが出来ないという証明です。
西があるからこそ東があって、西洋があるからこそ東洋がある、不思議ですね。
左と右は正反対なように、西洋と東洋の考え方は相反するものがあります。
例えば、西洋医療では「基準値」なるものが存在していますが、この値まではメタボで異常、それ以下は正常、血圧などもある線を境に低血圧、高血圧だから気をつけて下さい、のような診断を下された経験はありませんか?
それとは逆に東洋においては、 基準値というものは常に変動するものである(というよりも無いと言った方が良い?)というスタンスを取ります。
お酒に強い弱いは普通にあることから考えても、人は一人一人全く違う生体です。ですから基準値も当然一人一人違うという事です。それに人間は天候、気温、習慣、ストレスなど、ありとあらゆる物の影響を受けますから、生体状態は常に変化してしまうのであって、そもそも基準値は設けようがないのです。
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選択
どちらか絶対、という事は絶対にあり得ません。 何事においても矛盾は存在します。
しかしながら、その中から自分に合ったより良い物を選び取ることは出来ます。
最近では口コミを見ないで買い物をする事はめっきり少なくなりましたが、それは何故かと言うと、変テコな物を避けより良い物を選びたいからではないでしょうか?誰もが自然とそんな行動を取っています。
西洋と東洋、それぞれ得意分野が違います。西洋の応急復旧技術は素晴らしいものがあります。心臓が止まっていたのに復活する、足が切れたのに繋ぎ直す、そんな事は気功では出来ません。
逆に東洋では生活習慣や慢性的に起こる事に利があり、そして長けています。
ショッピングと健康問題は同じ、なおかつ取り替えがきかない自分自身の身体なのですから、徹底的に調べてより良い物を選んでも良いはずです。
もちろん気功は健康問題以外にも有用です。むしろ、そこにこそ真髄があるのかもしれません。でもそれは後日また改めて。