谷多気功の日々雑感

張式気功(高級気功師)が、日々思ったことを書き連ねるブログ

気功は利他でなければならない

物質も気も、波

物質の構造は分子、続いて原子という小さなものに分解出来ると、昔科学の授業で習ったと思います。

そして原子をさらに分解して考えると、原子核と電子に分かれ、原子核をさらに分けると陽子と中性子に分けられます。原子力発電は、核分裂反応を利用していますね。

先日中学生の科学の教科書を見る機会があったのですが、「原子はそれ以上分ける事が出来ない」と書いてありました。嘘を教えて良いの?と突っ込みたくなりましたが、これって習熟レベル上の方便なんでしょうか。でも分ける事が出来ない!という断言は、個人的にあまりよろしくないように思います。

さて、物質の構成単位をどんどん小さくして観察すると、それらは物質として存在しているのではなく、単なる振動であったり波であるそうです。つまり素粒子ですね。

電子は何となくイメージしやすいのではないでしょうか?

携帯電話は電波を利用していますが、機器間では物質を介在せず、地球の裏側の人と通話する事が出来ます。電波という波を利用して瞬時に情報を伝えているわけです。

先ほど物質をどんどん細分化していくと結局のところ波、振動状態になると言いました。

波なのになぜ物質として触る事が出来るのかというと、それら波は物凄い高速で振動しており、扇風機をイメージすると分かりやすいと思いますが、スカスカの羽根だったのが高速で回る事によって面という状態に変わるという現象に近いと思います。

それを踏まえると、我々が物体として見たり触ったりしているのは、実は素粒子が超高速で振動する事によって起きている結果だという、いわゆる「量子論」の説明にしっくりくるのは僕だけでしょうか。

そして気功もまさに波です。物質を介さず相手に伝える事が出来ます。

無我、利他の精神

気は世界中どこにでも一瞬で伝わります。上で書いたように気は電波など同じであって、量子通信のようなものと考える事ができると思います。

ふと誰かの事を思う時、筋肉のどこかに必ず小さな影響が出ています。相手を良く思う時、悪く思う時、是非ご自身の身体を観察してみてください。何かしら変化がありますから。

そして面白い事に、思われた対象の人にも変化が出ます。これは実験してみると面白いですよ。微細な変化ですのでかなり注意深く見る必要がありますが、慣れてくるとよりハッキリ分かると思います。

という事は、つまり呪いは効いてしまうという事になります。もちろんその逆も然り。ただし、思った方も思われた方にも影響が出るので、ダークサイドの場合は「呪わば穴二つ」。文字通りの結果ですね。そしてその逆、相手を健康にするとこちらも健康になるのであって、これは素晴らしい結果と言えます。

気功は人類にとって素晴らしいツールですが、悪用は厳禁ですし、結局のところは自分に返ってきます。

他者は自分と全く関係ないかというと、そんな事はありません。周りの人達はなぜ存在するかというと、自分がいるからであって、自分の行いによって集まってきてくれたわけですから、つまり自分自身の鏡です。

良い人ばかりに囲まれているのは、自分が良い人だからです。悪い人であれば、自分がそうだから。

気功は他者を幸せに出来ます。そしてその結果として自分も幸せになるのですね。

つまり無我の境地で利他の精神、これを持ち続け気功を続けると、全ての事柄で成功していきます。

長くなりました、それではまた後日。